開催⽇:2023年8月21日(月曜)
8月開講講座の一部ご紹介です。私たちの身のまわりに存在する多種多様な仏のイメージ。今から約2,000年前に誕生し、時代や地域によって多様な変容をとげ、各々に固有の美と聖性、意味を内包しています。本講座では、これら多様な仏教美術を「人々と仏のイメージの関係性」という視点で読み解いていきます。
水面に咲き乱れる蓮から誕生する無数の存在。宝石が散りばめられた樹木が立ち並び、天には飛天が浮かんでいます。美しさを誇示するような鳥たちは空を飛び、妙なる香りと音楽が空間を満たします。この美しき土地の名は極楽浄土。阿弥陀如来がいらっしゃるとされる、宇宙のはるか彼方に存在するとされる理想郷です。穢れ多いこの世界を離れ、苦しみのない世界へ。浄土教絵画に秘められた、切なる「救世の願い」を感じとります。
8月21日(月曜)10:30~11:45『厭離穢土、欣求浄土-浄土教絵画の願い』 川野 憲一 先生(神戸市立博物館 学芸員)
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