開催⽇:2023年7月27日(木曜)
6月開講講座の一部ご紹介です。近代(明治・大正・昭和戦前期)の日本には、じつに多様な「疫病」が現われ、ひとびとを翻弄しました。この講座では、古代から近代までの「疫病」の歴史を概観した昨年度の講座を受けて、近代に現れた「疫病」の原因と対処法をめぐる議論を掘り下げます。本講座では、毎回一つの「疫病」を採り上げ、特徴的な論点を紹介していきます。
疫痢は、乳幼児死亡率が非常に高かった近代において、代表的な死因の一つでしたが、戦後1960年代に、突如、症例が消失します。今回の講座では、はたして何が病気の原因であったか、今でも疑問ののこるこの小児の「疫病」を事例に、社会のなかで「小児病」(小児が病み死亡するということ)がどのように論じられてきたかを振り返ります。
7月27日(木曜)13:00~14:15『疫痢-小児と大人のあいだ』香西 豊子 先生(佛教大学 社会学部 教授)
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