開催⽇:2023年6月29日(木曜)
6月開講講座の一部ご紹介です。近代(明治・大正・昭和戦前期)の日本には、じつに多様な「疫病」が現われ、ひとびとを翻弄しました。この講座では、古代から近代までの「疫病」の歴史を概観した昨年度の講座を受けて、近代に現れた「疫病」の原因と対処法をめぐる議論を掘り下げます。本講座では、毎回一つの「疫病」を採り上げ、特徴的な論点を紹介していきます。
花柳病は、梅毒や淋病など、遊郭界隈にみられた「疫病」を指しました。性的な病でもあったため、社会や家庭で話題に上りにくく、そのために副次的な被害が生みだされました。今回の講座では、この花柳病を事例に、公衆衛生と家庭衛生の間にあった衛生論のズレを考えます。
6月29日(木曜)13:00~14:15『花柳病-花柳界と家庭のあいだ』香西 豊子 先生(佛教大学 社会学部 教授)
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