開催⽇:2023年4月17日(月曜)
4月開講講座の一部ご紹介です。オープンラーニングセンター(O.L.C.)から、徒歩すぐの京都市北区「今宮神社」にて、今年は4月9日(日曜)におこなわれる「やすらい祭」。
「やすらい花」あるいは「やすらい祭」ともよばれる祭は、今宮神社の摂社である疫神社の祭礼であり、太秦の牛祭、鞍馬の火祭とともに「京の三奇祭」とも称されています。やすらい花は、春に桜の花が咲く時期に蔓延する疫病を鎮めることを目的に行なわれる祭であるといわれ、「花鎮めの祭」(鎮花祭)ともいわれています。昔の人々は、桜の花が散る時に疫病の種(疫神)も飛び散るので、疫病の根源を美しい花傘の下に集めて、疫神社に封じ込めようとしたのです。
四季を通して行われるまつりや諸行事は、人と神仏とが交感する機会でもあり、また、人々がふと立ち止まって過去を振り返り、自らを省みるときでもあります。さらにまつりや行事には、それぞれの季節ごとの意味付けがなされています。春には春の、秋には秋の、季節ならではの祈りや願いが込められているのです。そのような、「京の歳時記」の春から夏のまつりと行事の裏側に秘められた民俗的意味について読み解いてみたいと思います。
4月17日(月曜)15:00~16:15『やすらい花と御霊会』八木 透 先生(佛教大学 歴史学部 教授、世界鬼学会会長)
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