開催⽇:2023年2月8日(水曜)
2月開講講座の一部ご紹介です。徳川時代二百年の持続的平和の下、戦場の行動規範であった武士道は、さまざまに変容を遂げていく。一つには、侍官僚制のための治国安民の思想として働き、他方では一般庶民の世界に草双紙や歌舞伎などを通して浸透していく。経済活動においては信義・信用の役割を高め、また女性の武士道という観念も醸成されていく。
2022年度前期講座(4~9月)では、武士が発生し、武士領主制が発展した中世の時代を見てきました。2022年度後期講座(10~3月)は、戦国時代を経て天下統一の過程をたどり、徳川幕府と幕藩体制が確立していく過程を検討します。そしてその中で武士道がどのように形成され、またどのようにあらたな方向へと発展し、どのような意義を有していたのか、それらの諸問題を探求していきます。
2月8日(水曜)15:00~16:15『武士道とは何かⅡ』笠谷 和比古 先生(国際日本文化研究センター名誉教授)
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