2012年、佛教大学はいよいよ開学100周年を迎えました。
私たちは、この記念すべき100周年にあたり、「感謝-ありがとう-」を100周年記念事業の基本コンセプトに定めました。本学は京都に位置する大学として100年の長きにわたり、地域社会や市民の皆さまに支えられ、たくさんの有縁の方々のご理解とご支援のもとで教育活動を展開し、今日の姿に至りました。この点を第一に踏まえ、すべての方々に私たちは感謝の想いをお伝えいたします。そして、本学が辿ってきた100年の歩みをしっかりと振り返りながら、未来に向かって新たな取り組みに着手いたします。

開学100周年の記念事業として、紫野キャンパス整備計画を策定し、大幅なキャンパスリニューアル事業を推進しながら、2010年4月には仏教学部・歴史学部の新設と文学部の改組を、2011年4月には二条キャンパスの開設を、そして、2012年4月には保健医療技術学部に看護学科の新設を行いました。また、記念事業の基本コンセプトに基づき、「ありがとうキャンペーン」の展開、公式マスコットキャラクター「ぶったん」の作成、「全学まちピカ☆大作戦」など、100周年に関わる数々のプロジェクトを推進しながら、あわせて記念事業募金も実施いたしております。

私たちは、佛教大学が辿ってきた100年の歩みを総括し、目下抱えている諸課題への分析と、現状に対するしっかりとした反省の上に立ちながら、100周年に関わる様々な行事・事業をさらに企画し、「ありがとう」の言葉を添えて、社会に向けてこれからも発信してまいります。そして、来るべき未来社会において、本学で学んだすべての学生が、素晴らしき「佛教大学人」として生き生きと活躍し、幸福に過ごすことができるように、そのための土台や成長につながる力を確実に届けることが、新たな100年における佛教大学の使命であると考え、その実現に向けて全力で取り組んでまいります。

あらためて、開学100周年記念事業ならびに佛教大学の教育活動に対します、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

佛教大学