第7回 佛教大学小学生俳句大賞 結果発表 佛教大学

第7回佛教大学小学生俳句大賞は、北は北海道、南は沖縄までの日本全国の小学生のみなさんや、海外はアメリカ、マレーシアからもご応募いただきました。
応募数は、昨年を上回る低学年の部15,625句、高学年の部26,631句、合計42,256句もの応募があり、348校の小学校から団体応募をいただきました。

たくさんのご応募、本当にありがとうございました。
厳正な審査により選ばれた作品を発表させていただきます。

第8回佛教大学小学生俳句大賞の募集期間は、2014年11月1日〜2015年1月31日(必着)です。
募集要項は10月下旬より掲載予定です。

選考委員講評

今年はついに応募句が四万を超えました。これって、すごい数字です。全国各地の小学校で、あるいは方々の家で、四万をこす子どもが指を折って575を考えていると思うと、なんだか楽しいというか、うれしいです。言葉と取り組み、言葉で表現しようとする姿勢、そこに前向きなエネルギーというか生命の力を感じるからです。

低学年最優秀句

ばあちゃんちせんたくものとつるし柿   兵庫県 西宮市立今津小学校 3年 浅野 つかさ

浅野さんのこの低学年最優秀句は、おばあちゃんの家をとても具体的に描いています。俳句には「言葉の絵」という一面がありますが、せんたく物とつるし柿の並ぶこのおばあちゃんの家の風景は、まさに俳句が描いた言葉の絵になっています。

高学年最優秀句の次の句も言葉の絵そのものです。

高学年最優秀句

豆ごはん弟むいた豆うまい   京都府 京都市立常磐野小学校 5年 伊藤 宙輝

豆ごはんを食べているようすが目にうかびます。弟のちょっと自慢気な顔も。ちなみに、この作者はこのコンテストに何度も入選しています。

毎年、言っていることですが、俳句を通して言葉に親しみ、そして、言葉を楽しいと思うようになる、それがこの小学生俳句大賞の目標です。言葉は楽しくておもしろいという体験、それは将来にわたって言葉力の源泉になると思うのです。

佛教大学小学生俳句大賞は質量ともに充実してきました。全国の小学生、そして小学生を囲む教師、保護者のみなさんのさらなる協力をお願いし、次回をまた楽しみにいたします。

坪内稔典(選考委員代表・佛教大学文学部教授)

選考委員

尾池 和夫 (京都造形芸術大学学長・俳人協会評議員)
坪内 稔典 (佛教大学文学部教授)
原 清治 (佛教大学教育学部長)
原田 敬一 (佛教大学歴史学部教授)
山極 伸之 (佛教大学長)
山本 純子 (第55回H氏賞受賞の詩人)

表彰式

日時 2014年3月22日(土曜)佛教大学 紫野キャンパスで開催

※入賞者(佳作を除く)を表彰式にご招待いたします。

賞

最優秀賞 図書カード3万円
(低学年部門1名・高学年部門1名)
優秀賞 図書カード1万円
(低学年部門4名・高学年部門4名)
選考委員
特別賞
図書カード5千円
(低学年部門6名・高学年部門6名)
入選 図書カード3千円
(低学年部門10名・高学年部門10名)
佳作 記念品
(低学年部門100句程度・高学年部門100句程度)
学校優秀賞 希望に応じ本学教員による派遣授業(3校程度)
※学校と相談させていただきます。

最優秀賞

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