佛教大学 STUDY GUIDE 2019年度以降 学部第1学年次入学者適用
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その他の教育研究上の目的人材養成の目的 佛教大学は、学則第1条に示す通り仏教精神を建学の理念とし、大学の責務である「人材養成」を目的とし、「教育」「研究」「社会貢献」の三領域において、仏教精神に基づく多様な活動を行いながら、世界文化の向上と人類福祉の増進に貢献することを使命として、これを達成するために相応しい教育研究組織を設置しています。①仏教精神に基づいて、豊かな人間性、確固たる倫理観、智慧と慈悲を身につけた人材、すなわち「人間力」をもっ た人材を養成する。②生老病死に関わる諸問題に対応できる人材を養成する。③社会人として必要な教養や知識・技能を身につけた人材を養成する。④自己をみつめ自己を理解する力、周囲の環境や人間を理解する力を身につけ広い視野で思考できる人材を養成する。⑤専門領域に関する知識や技能を修得し、自ら問題を発見し、個人あるいは共同でその解決に積極的に取り組み、 解決策を提示できる人材を養成する。学則第1条「本学は学校教育法(昭和22年法律第26号)に基き、仏教精神により人格識見高邁にして、 活動力ある人物の養成を目的とし、世界文化の向上、人類福祉の増進に貢献することを使命とする」仏教精神 本学が建学の理念としている仏教精神とは、仏教を開いたゴータマ・ブッダ(釈尊)と浄土宗を開いた法然上人とに共通する生き方と考え方を指します。釈尊は「私とは何か」「私はどう生きるか」そして「私は自分自身に何を期待できるのか」つまり私の生きる道=人の生きる道を求めて修行し、その道を成就して、われわれに人として歩むべき道を説き示したのです。一方、法然上人は、末法とも呼ばれた混乱の続く不安定な時代にあって、生きることに苦しみ、天災地変や戦乱の苦しみに喘ぐ人々の中で、大乗仏教に私の生きる道=人の生きる道を求め、自己の愚かさを自覚し、念仏の道を体得し、すべての人が等しく導かれる道を説いたのです。ブッダによってはじめられ、法然上人によって受け継がれた生き様と考え方こそ、「転識得智」なのです。それは現実の生き方の中で、常に己自身のあり方をしっかりと見つめながら、学んできた知識を人生のさまざまな場において何を為すべきか判断する力、実行してゆく力、すなわち生きる力へと転換してゆける智慧を得ることなのです。この二人に共通する生き方こそが仏教精神に他なりません。この精神にのっとり、自らも生かされている社会において、他に幸せを分かち与え、他の苦をぬぐい去る慈悲のこころをもって、自らが生きていることを活かせてゆける人材の養成を目指します。1)教育①人材養成の目的に基づいた多様な教育課程を提供する。②幅広い人々に向けて生涯にわたる学修の機会を提供する。③正課・課外の両面にわたって学生への支援を充実する。④専門領域に応じたキャリア形成支援を推進する。2)研究①人文科学領域における最新の研究を遂行する。②社会科学領域における最新の研究を遂行する。3佛教大学の教育研究上の目的 佛教大学は、使命と目的に基づいて、以下のように具体的な教育研究上の目的を設定し、大学の教育事業を展開していきます。佛教大学の建学の理念ならびに使命と目的佛教大学の建学の理念ならびに使命と目的

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