佛教大学 STUDY GUIDE 2018 履修要項 2011年度以降 学部第1学年次入学者適用
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佛教大学は,学則第1条に示すとおり仏教精神を建学の理念とし,大学の責務である「人材養成」を中心として,それに関わる「教育」「研究」「社会貢献」の三領域において,仏教精神に基く多様な活動を時代に即して行いながら,世界文化の向上と人類福祉の増進に貢献することを使命として,これを達成するためにふさわしい教育研究組織を設置しています。佛教大学は,使命と目的に基いて,以下のように具体的な教育研究上の目的を設定し,大学の教育事業を展開していきます。①仏教精神に基いて,豊かな人間性,確固たる倫理観,感謝の精神をもった人材を養成する。②生老病死に関わる諸問題に対応できる人材を養成する。③社会人として必要な総合的教養や汎用的な技能を身につけた人材を養成する。④自己をみつめ自己を理解する力,周囲の環境や人間を理解する力をもった人材を養成する。⑤専門領域における問題把握力と解決スキル,知識・技能などを総合的に活用する力をもった人材を養成する。学則第1条「本学は学校教育法(昭和22年法律第26号)に基き,仏教精神により人格識見高邁にして, 活動力ある人物の養成を目的とし,世界文化の向上,人類福祉の増進に貢献することを使命とする」仏教精神本学の建学の理念である仏教精神とは,仏教を開かれた釈尊(ゴータマ・ブッダ)と浄土宗を開かれた法然上人とに共通する生き様と考え方を指します。釈尊は,生まれによってその人の身分や職業が定まるという,いわゆるカースト制度によって人々が強く束縛される社会に異を唱え,人の真実の姿はその人が行った行為によって決まることを主張し,生まれによらない平等な立場にたって人として歩むべき道を説かれました。一方,法然上人は,末法とも呼ばれた混乱の続く不安定な時代にあって,生老病死の苦しみ,天災地変や戦乱の苦しみにあえぐ人々に対しても,地位や能力に関わりなく救済の道があることを示されました。それは自己の愚かさを自覚しつつ念仏を唱えることですべての人が等しく救われるという教えでありました。釈尊によってはじめられた教えは,法然上人によって受け継がれ,新たに展開されたのです。このお二人に共通する生き様と考え方こそが仏教精神に他なりません。このような仏教精神にのっとり,身の回りにいる人たちの痛みや苦しみをしっかりと受け止めることができ,様々な立場で悩み苦しむ人たちに対して,自分は何をなすべきか,何ができるのかを正しく判断し,自然に手をさしのべる気持ちがもてる人材,そして気持ちだけでなくそのための行動力と技術をあわせもった人材の養成を目指します。1)教育①仏教精神に基いて,豊かな人間性,確固たる倫理観,感謝の精神をもった人材を養成するために必要な教育課 程を提供する。②自己をみつめ自己を理解する力,周囲の環境や人間を理解する力を培うために,体験・実践など多様な学修機 会を提供する。③専門領域における問題把握力と解決スキル,知識・技能などを総合的に活用する力を養成するための教育課程を提供する。④幅広い人々に向けて生涯学習の機会を提供する。⑤正課・課外の両面にわたって学生支援を充実させる。その他の教育研究上の目的人材養成の目的佛教大学の教育研究上の目的佛教大学の建学の理念ならびに使命と目的佛教大学の建学の理念ならびに使命と目的

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