佛教大学 STUDY GUIDE 2018 履修要項 2011年度以降 学部第1学年次入学者適用
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 発展科目はより発展的で応用的な学修をすすめる科目,資格取得や教育職員免許状にかかわる科目を中心に構成されています。自らの問題関心や課題を深めたい人は,発展科目をさらに学修することができます。なお,教職課程や諸資格については『STUDY GUIDE〔免許・資格〕』の該当する章の科目一覧をよく読んで,どのような科目を履修すればよいか,各自でよく確認しておいてください。 社会福祉の専門職資格として社会福祉士,精神保健福祉士,保育士があります。保育士資格は所定の課程における単位を履修すれば,卒業と同時に資格を取得することができます(保育士資格取得を希望する学生は,オリエンテーション期間中の保育士ガイダンスに必ず出席してください)。社会福祉士,精神保健福祉士は,国家試験に合格しなければ資格を取得することはできません。 社会福祉の専門職資格において,最も重視されるのは実習教育です。社会福祉実習教育は,〈事前学習−配属実習−事後学習〉から構成され,原則として第3学年以上の履修となります。配属実習は社会福祉施設などの現場で4週間以上行われます。本学における実習教育では,少人数のクラス制をとっており,一貫性がありかつ個別性を重視した指導を行っています。 ただし,実習はキャンパスで行われる授業とは本質的に異なっています。学生にとっては,授業で学んだことや理論を実践のなかで再確認しさらに学修課題をつかみ,また資格取得のために必要なものです。 しかし,そうした学生の思いだけで一方的に配属実習が成り立つわけではありません。社会福祉施設は基本的に教育機関ではなく,福祉サービスを利用している人にとっての生活の場であり,利用者の健康や“いのち”を守る場です。現場の職員や利用者の方々が,まだ自己形成途上にある学生を生活の場に受け入れてくれてこそ,実習が成り立つのです。 したがって,実習生には社会福祉職につく明確な意志があること,社会福祉職場の職業倫理を理解しそれを遵守できること,現場から学ぶ謙虚な学修姿勢が維持できることなどが求められるのは当然です。 こうした観点から,社会福祉学部では「社会福祉援助技術現場実習指導2・3」,「社会福祉援助技術現場実習」(第3学年以上),「保育実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」,「保育実習ⅠA・ⅠB」(第3学年以上),「保育実習Ⅱ・Ⅲ」(第4学年以上),「精神保健福祉援助実習」(第3学年,ただし2011年度入学者は第4学年)の履修を希望する学生は,当該科目の履修開始セメスターの前年度までに次のような条件,基準をクリアしなければなりません。対象学部仏教学部文学部歴史学部発展科目社会福祉士・精神保健福祉士,保育士と実習教育について教育学部(2018〜)教育学部(〜2017)社会学部社会福祉学部200Ⅲ 教育課程専門科目 社会福祉学部社会福祉学科

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