佛教大学 STUDY GUIDE 2018 履修要項 2011年度以降 学部第1学年次入学者適用
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今日,地球規模の環境問題,少子高齢化,地域間格差の拡大,経済・財政問題の深刻化が進んでいます。公共政策学科は,こうした問題に対応する主体づくりをめざします。考え方の基本は,市民こそが本来の「公共性」の担い手であり,社会の課題を発見し,政策を立案する主体でもあるということです。これによって,私的領域(個人・企業)と公的領域(国家・行政)との二分法というこれまでの発想を超えて,新しい公共性の再構築を展望します。そして,身近な地域社会において実践的な課題に主体的に対処できる人材,多様な社会的ニーズに対応して質の高い公共サービスを提供できる深い教養と優れた現場感覚のある人材を養成します。特に調査系科目群とインターンシップによって,高度な調査能力と職務遂行能力とを備えた人材を養成します。公共政策学科が提供する社会科学(社会学・経済学・政治学など)を中心としたカリキュラムは,市民であればだれもが必要とする知識や考え方を身につけてもらうことを目的としています。同時に,講義とフィールドワークなどの実習科目を組み合わせることによって,現実を知り,問題点を論理的に考察し,問題解決のために行われているさまざまな取り組みの経験を学ぶ機会を提供しています。そして,問題解決のために,多くの人と情報を共有し,ともに話し合い,人間として共感できる関係を築いていくために,コミュニケーションやプレゼンテーションの力を磨く場も用意しています。公共政策学科では,教育効果を高めるために,とくに少人数教育に力を入れています。「入門ゼミ」「公共政策学講読」「公共政策学フィールドワーク入門」「プロジェクト演習」「公共政策学ゼミ」「公共政策学卒業研究ゼミ」などを配置することによって,4年間を通して一貫したクラス別履修を可能にしています。対象学部仏教学部文学部歴史学部公共政策学科の特色と教育目標教育学部(2018〜)教育学部(〜2017)社会学部社会福祉学部190Ⅲ 教育課程専門科目 社会学部現代社会学科

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