佛教大学が求める事務職員像
新型コロナウイルス感染症をめぐる問題もようやく収束の兆しを見せ、ポストコロナのステージに社会が向かおうとするなか、就職活動を行っている皆さんも積極的な活動を展開しておられることと思います。そのような中で、佛教大学に関心を持ち、これまでに培ってこられた力を発揮する場として佛教大学を考えていただいたことに感謝いたします。
佛教大学は2022年に開学110周年という新たな節目を迎えました。校名が示すように、本学は建学の理念に仏教精神を掲げ、110年の長きにわたって仏教精神に基づく人材養成に邁進してまいりました。100周年の節目に際し私たちは中長期ビジョンとして「佛大Vision 2022」をまとめ、そのもとで大学の諸活動を展開してきましたが、現在はこれに続く新たなビジョン「佛大Vision 2032」の策定を進めながら、次なる目標の実現に向けて歩みつづけているところです。
さて、私立大学を取り巻く環境は、いま大変厳しい状況にあります。VUCAと称される予測不能の時代に突入し、その中で社会は劇的に変化し続けています。ウクライナを巡る世界情勢は依然として深刻な状況にありますし、日本の国力の低下や為替の変動、物価の上昇など様々な問題に向き合わなければなりません。加えて、18歳人口の大幅な減少、新生児数が80万人を割る状況の急速な到来、超高齢化社会、Society5.0、そしてDX化の進展など、様々な問題への対応が急務となっています。
そのように課題が山積する社会や時代であるからこそ、高等教育機関、なかでも私立大学が果たすべき役割はいっそう大きくなっています。予測することが困難な未来に向かって、自分自身をしっかり見つめ、自分をとりまく人々にも優しいまなざしを向けつつ、自分が確かにできることを携えて、着実に歩み続けることができる人々を社会に送り出していくこと。それが、佛教大学の目指す人材養成です。
この目標に向かって歩むことに共感し、ビジョンの実現や魅力溢れる大学をつくることを一緒に目指してくれる、次の資質を備えた人を求めています。
- 本学の建学の理念である仏教精神を理解し、尊重できる人
- 佛教大学で働くことに誇りをもち、大学の発展のために精一杯の力を注ぐ意欲と熱意のある人
- 物事を表面的にとらえず、本質を見いだして、課題を改善しようとする力のある人
- 既存の考え方に束縛されることなく、新しい考えや取り組みを創造できる人
- 自分の力を冷静に捉えながら、様々な人たちの多様な力も認め、協調・協働することのできる人
学生の学びと成長に寄り添いながら、希望に満ちた輝く大学、人々に選ばれる大学、自らが行きたい大学、他の人にも薦めたい大学となることを目指す本学で、自分の力を発揮したいと考える皆さんの応募をお待ちしています。