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被災地でボランティア活動を行う際の心構えについて

2011年7月13日

 息の長い復興支援を必要とする今回の東日本大震災の被災地の復興活動において、最近ではボランティアの不足等も報道されています。このような現状を見た時、本学の学生諸君の中にも、ボランティアとして現地に赴きたいと考える方も、少なからずいるものと思います。
 しかし闇雲に現地に入っていけば、かえって足手纏いにしかならない場合もあります。周到な計画のもとで自らの責任において現地に入るとともに、皆さんの活動が、被災地の方々の役に立つようにするため、心構えとして次のような点に注意してください。

◎被災者の生活を最優先する
 ボランティア活動は、何よりも被災地・被災者の生活復興のための支援です。従って、自分の判断やペースで活動するのではなく、あくまで被災者の立場を尊重し、被災者のニーズに合わせ、復興のわき役として「下から支える」役割に徹してください。

◎事前の情報収集を万全に
 被災地が広範囲に及んだ今回の震災では、地域ごとにボランティアに求めるニーズや受け入れ条件等が異なり多様になっています。そこで、事前に十分に情報を収集し、説明会に参加するなど、しっかりとした準備を行ってください。

◎活動は自己完結型で
 地域によっては、まだまだ食料や宿泊場所等が十分でない場合もありますから、被災者の方々に負担をかけないという意味から、衣食住のすべてにお いて自分で確保しておく必要があります。また、自身の健康や安全についても十分に留意し、周囲に迷惑をかけるよな、無理な行動はとらないようにしましょう (特に夏期休暇中の活動は、熱中症対策に留意してください)。
なお、ボランティア活動保険には、必ず加入してください。

◎活動は団体で行う
 被災地が広範囲に及んでいることもあり、活動の拠点も多数に及んでいます。そこで、被災地に個人で入るのではなく、被災地・被災者の情報を集約 している各地のボランティアセンターや、NPO・NGOがコーディネートする活動に参加し、団体として被災地に入る方が有効な活動を行えます。本学のボラ ンティア室や下に掲げるようなサイトからも、ボランティア募集に関する情報を発信していますので、参考にしてください。
・内閣官房災害ボランティア連携室 連携プロジェクト 助け合いジャパン
・京都災害ボランティア支援センター
・社会福祉法人 全国社会福祉協議会
・文部科学省 子どもの学び支援ポータルサイトなど

◎感染症に注意する
 被災地では様々な感染症の危険が指摘されています。そこで、感染症を被災地へ持ち込まない、自身が感染症に罹らない、感染症を広めない、という 点に注意してください。特に発熱・下痢・咳などの症状がある場合は、活動を控えてください。また関東では麻しん(はしか)が流行しつつあるとともに、作業 中の怪我から破傷風に感染することもあります。これらの予防接種を受けるようにしましょう。
現地の感染症等の情報は、国立感染症研究所感染症情報センター等で収集してください。

◎二次災害に備え、息の長い支援活動を
 復興は着実に進んでいますが、大きな余震の可能性はまだまだあります。また原発事故によって、不用意に入ると被ばくする可能性のある地域もあります。これらの二次災害に備えるためにも、十分な情報収集を心がけてください。
 また着実に進んでいるといっても、復興作業はこの先何年も続いていきます。息の長い支援活動を見据えた、無理のない活動を行っていきましょう。

学生部
ボランティア室