お知らせ詳細

春期特別展「ほとけの手―黙して大いに語る―」開催のご案内

2019年5月15日

 「ほとけの手」は雄弁です。仏の身体的な特徴、いわゆる「三十二相」にも「手」に関係する項目があり、しばしば造形に反映されてきました。また両手十指で様々な形を構成する「印相」は、尊名を判別する指標として、あるいは仏尊の行為や教えを示す象徴として、ご存知の方も多いのではないでしょうか?音声を伴わない仏像・仏画にあっては、まさしく「口」以上にものをいう部位といっても過言ではありません。
  本展では、「ほとけの手」に込められた思想を紐解きながら、御手の表現に眼を向けます。優しくさしのべられた手、太くたくましい腕、繊細な指先など、拝観者(とりわけ教義に精通しえない一般・在家者)にとって、御手の表情は視覚にうったえる大きな要素であったでしょう。例えば、今回の展示でご紹介する、仏像の手や腕の部材のみが奇跡的に護持された遺例にも、思いがけない風格や魅力を感じることができます。
 「ほとけの手」をめぐる思想と造形、少しマニアックな宗教文化の世界をぜひご堪能ください。

■期 間:2019年5月25日(土曜)~6月30日(日曜)
     10時~17時30分(入館は17時まで)
    ※入館無料、月曜休館(ただし5月27日は開館)
■場 所:佛教大学宗教文化ミュージアム(アクセス・周辺マップ)

~館長ごあいさつ~
 ほとけさまには、自らに救助を求めてくる人々を何としてでも救いたいという切なる思いがあります。その手には様々な法具が持たれますが、そのすべてはどうすれば皆を救えるかを考えたあげくの持ち物が携えられているのです。なかなか出来ることではありませんが、せめて我々も手を合わせて他人のために祈り、自らに与えられた幸福に感謝するところから始めたいものです。


春期特別展関連ワークショップ「ほとけの手について~黙さず大いに語る、そして描く~」 
■日 時:2019年6月15日(土曜) 14:00~17:00
■場 所:佛教大学宗教文化ミュージアム 宗教文化シアター 
■講 演「ほとけの手腕~展覧会鑑賞のツボ~」
     熊谷 貴史(学芸員)
■仏画教室「ほとけの手を描く」
     リシャン・ツェラン(佛教大学大学院生)

春期特別展「ほとけの手―黙して大いに語る―」開催のご案内
春期特別展「ほとけの手―黙して大いに語る―」開催のご案内

宗教文化ミュージアム