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2007ニュースな生活

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■12月22日(土)に無料ライヴをします(12/10)

12月22日に無料ライヴをします。タイトルは「小野田俊蔵のチベット風戯れ絵とチベットの歌ライヴ」。これは「しろのゆみ・田上操、チベットタンカ二人展」を記念して開催です。タンカ二人展自体は18日から23日まで開催されていて、これは本格的なタンカです。私のほうのチベット風戯れ絵というのは、チベットやモンゴルに伝わる諺とそれを絵にしたもの、ライヴのほうはチベットの歌や日本のお座敷歌をチベットの弦楽器ダム二ェンの弾き語りで歌います。お暇な方はどうぞ!場所は堺町画廊、時間は7時からライヴ開始ですが、その前に来て絵の展覧会をゆっくり観て下さい。

ライヴチラシ

■『佛大通信』の記事がネットに出てます。(10/15)

『佛大通信』の対談記事がネット上に出てます。見てやって下さい。

『佛大通信』表紙

■ソウルのハジョン博物館に行ってきました(10/5)

チベット仏教美術のコレクションとしてはその質や量から言っても最大級のもののひとつである韓光鎬コレクションを常設展示している博物館「ハジョン博物館」に週末を利用して行ってきました。ソウルの市街地域の北にある鐘路区平倉洞という地域にあります。これがおもいっきり辺鄙なところなのですが、その理由は設立者が薬屋さんでその持ち物だった製薬会社の建物を利用して開設したからなのだそうです。お蔭で、訪れる客は全くなくて多分小野田が行った日もひょっとしたら訪問者は他にはなかったのではないか、と思わせるほど暇そうでした。恐らくは名人中の名人が描いたと思しき作品がここにひっそりと展示されている姿は少々可哀想な感じがしました。

ハジョン博物館

■カルマパに謁見(8/8)

チベット世界でダライラマ師に次ぎ絶大な信仰を受けているカルマパ十七世ウゲンティンレー師にお会いしお話しを伺うことが出来ました。カルマパ十七世は現在インドのダラムサラに亡命中で、現地のギュトー僧院にお住まいです。カルマパの系譜はダライラマの系譜よりも古くて、第二世のカルマパクシだと思われる「バクシ」の名前はマルコポーロの東方見聞録にも出て来ますし、大元ウルス(中国の言う「元朝」をその一部として含む)の皇帝達は歴代のカルマパを大都(今の北京)に招いて教示を願ったと伝えられています。

カルマパ猊下と

■胡弓奏者の木場大輔さんと対談(7/12)

胡弓奏者の木場大輔さんと対談し一緒に演奏して楽しみました。この対談は『佛大通信』という広報雑誌の対談コーナーの為で、数カ月後に記事になります。三味線や琴と違って胡弓の奏者は少なく聞く機会はめったにありませんが、非常に繊細な音色で聞いているとうっとりとしてきます。木場さんは各国の民族音楽を聞く内に日本にも立派な民族音楽が存在することにあらためて目覚めこの世界に入ったようです。チベット学からチベット音楽に、という私とは動機は違いますが、目指す世界は近いように感じました。すばらしい人物で「日本の将来も捨てたものではない」と改めて思いました。

木場さんと

■東京の山の上ホテルでライヴ(6/21)

今枝由郎先生の『ダライ・ラマ六世 恋愛彷徨詩集』出版記念パーティで六世の詩に基づくチベットの唄を歌ってきました。チベット学の大御所である中根千枝先生もお越しでしたので少々緊張しましたが、概ね好評でほっとしました。前の方の席で御覧になっている髪を短く刈っておられる男性はかの有名なグラフィックデザイナーの杉浦康平氏です。実は私の本『チベット絵画の歴史』(平河出版)の装丁も杉浦氏の作品です。パーティーに集まった人々は各方面で活躍されている人ばかりで何気ない雑談のレヴェルの高さに驚くばかりでした。

実に怪しい

■大谷大学博物館で寺本婉雅の絵が見れます(6/17)

大谷大学博物館の夏季企画展「チベット -- 求法の旅人」(5/22 から 8/5 まで)を観に行ってきました。この展示会の目玉は寺本婉雅(てらもとえんが)や能海寛(のうみゆたか)の自筆手紙や自筆の原稿そして自筆の医学タンカ模写などです。チベットに興味のある人は必見!私が観に行った6月16日には大谷大学でチベット学を研究されている三宅伸一郎氏が展示品の解説をするギャラリートークの日でした。そこでこの写真です。実に怪しい!日本のチベット学者全員が怪しいわけではありません。特にこの二人が怪しいのです。まあ、格好ではなくて中身が怪しいのは山ほどいますけどね。

実に怪しい

■お勧めの本が出版されてます(5/15)

『ダライ・ラマ六世 恋愛彷徨詩集』

ダライ・ラマ六世 ツァンヤン・ギャムツォ[著]今枝由郎[訳] 46判上製・125頁 定価2100円(税込)トランスビュー社

ダライラマ六世の恋愛詩の日本語全訳がついに刊行されました。中国語や英語や独仏その他のほとんどの言語で全訳があったのに日本語だけでありませんでした。実は小野田も全訳して用意はしていましたが、問題は日本語としての品格をどのくらい出せるか、ですのでこれが難しい。いままで全訳がなかった理由です。今回の訳は実にすばらしい。日本語として素晴らしいのです。今枝先生の実力を改めて知ることが出来ます。ぜひお勧めです。実はこの本の出版記念パーティーで小野田は六世の詩に基づくチベットの歌を演奏する予定です。

ダライ六世詩集

■インドのダラムサラでファンキーな爺さんに遭遇(3/20)

インドのダラムサラで開催されたトゥーパ地方(シカツェ周辺あるいは以西の中央チベット地方)出身亡命者の県人会のような集まりに招待されて参加したのですが、そこで実にファンキーな爺さんに会いました。永年使いこなしたようなこの眼鏡が最高です。トゥーパ地方独特の被り物なんでしょうが、どう見てもモップにしか見えませんでした。この後、小野田は帰国の途に着き4月からの社会復帰に挑戦していますが、今のところ全くリズムについていけてません。やっぱ365連休は長過ぎる。

ファンキー爺さん

■インドのダラムサラで歌と踊りの学校に通ってます(3/1)

本年度に成果報告をしようと思っている「チベット仏画の技法」の調査をインドのダラムサラでしています。合わせて2〜3年前から新たに取り組み始めているチベット古典歌舞研究の為の予備調査として伝統歌舞学校で訓練を受けています。いまやチベット本土では若い後継者が少なく消えかかっている古典芸能がまだここでは残っているのです。直接指導によって身体で覚える技術ですので単なる「記録」では技術は絶えてしまいます。私が基礎訓練をするもうひとつの理由は見る目を育てることです。部外者の目と実際に訓練を経験した者の目は確実に違います。けど、こんな風に偉そうに言ってますが、身体はもう老年、なかなか思うようにはいきません。サロンパス大量に持ってきました。

歌舞学校風景

■ラサ・ストリートライヴ情報(1/31)

今チベットのラサで評判になっている流行歌の唄い手二人に会ってきました。一人は今年人気上昇中のチョンギェー出身の歌手(名前確認するの忘れた)で、彼は生まれつき髪の毛や肌が白くてチベット人らしくないですがチベット人です。すごいダム二ェン(チベットの弦楽器)のテクニックで声にも張りがあって歌も上手です。彼のストリートライヴを見たい人はラサのチベット人地区(チョカンの近辺)をうろうろしていると出くわします。

チョンギェーの歌手

もう一人はロカ地方の出身でインドなど外国に住むチベット人社会でもすでに有名な歌手、ロカタシ・ミクシャラ、彼は小さい頃から目が不自由ですが抜群の音楽的才能を持っていて歌を聞くと圧倒されます。楽譜も歌詞カードもないのに大量の歌を耳で憶えて難無く演奏します。ある日、彼はライヴの途中で客の中にスリの気配を察知すると、歌の歌詞をアドリブで変えて聴衆にスリがいる事を伝えたというエピソードを持っています。彼から歌を録音した音楽テープをもらったのですが、何も書いてないテープを触覚だけで識別していくのに私はびっくりしました。

ロカタシ

■ラサで絵画技法の学術調査をしてます(1/22)

2年半ぶりのラサで、タンカ(軸装チベット仏画)の色材の調査をしています。今回は、西蔵大学芸術系の教授をしておられるテンパ先生の下で、鉱物色材の製造方法を調査します。佛教大学アジア宗教文化情報研究所で展示するためのサンプルの収集が主たる目的です。テンパ先生はご自身で絵も描かれる方、絵師を目指す写真のような若者達の指導もしておられ、仏教芸術界の大人物なのですが、たいへん気さくな性格で、先生と話をしているとほっと和む気のする、そんな昔ながらのチベットの好々爺です。

工房風景

■絵の個展と唄のライヴをします(1/20)

「チベット風戯れ絵とチベットの歌ライヴ」

戯れ絵/ダムニェン/唄:小野田俊蔵

ダムニェン:中原美和

展示される絵はチベットやモンゴルで伝えられる諺(ことわざ)をお題として独自に自由に造形したものです。演奏楽器はチベットを代表する弦楽器「ダムニェン」です。冬の夜、ちょっと一風変わった時間と空間をお楽しみ下さい。

場所:堺町画廊(604-8106京都市中京区堺町御池下ル)

075-213-3636/ sakaimachi-garow@h8.dion.ne.jp

日時:2007年1月20(土) 午後5時半開場6時開演

戯れ絵