毎日のニュースで流れるさまざまな社会問題や、家族、学校、職場、地域にあふれる身近な社会現象などを多角的に観察・分析できる幅広い視野と能力を育成。
少人数制のクラスで、多彩な科目をバランスよく学ぶことにより、共生社会に貢献する力、情報社会において必要とされる情報リテラシーやコミュニケーション能力を養います。

- 2018年4月9日
- 作田誠一郎准教授が『近代日本の少年非行史』を刊行
- 2018年4月4日
- 京都新聞連載記事「神仏のゆくえ」に社会学部 大谷栄一教授が解説
- 2018年3月22日
- 学位記・卒業証書ならびに修了証書授与式を挙行
- 2018年1月17日
- 社会学部定年退職教授による最終講義を実施
- 2017年12月3日
- 朝日新聞デジタル版に現代社会学科の大場吾郎教授がコメント
ゼミ紹介
3年生になると現代社会学科では、さまざまな研究をしている教員の指導のもとに、ユニークなテーマで調査を行う授業(ゼミ)を履修します。
以下では数多のゼミの中から3つのゼミの活動を紹介します。
今後の活動に応じて内容を更新していきます。
文化・国際コース
【大谷ゼミ】京都の祭りをフィールドワークする
葵祭・祇園祭・時代祭の三大祭をはじめ、京都では毎月のように数多くの祭りが行われています。3年生時にはグループワークによって、京都の祭りの社会調査を行っています。フィールドワーク(現地調査)、質問紙調査、インタビュー調査、文献調査等を行い、現代社会における祭りの意義や「地域社会と祭り」「観光と祭り」の関係などについて研究しています。その成果は12月に開催される「京都から発信する政策研究交流大会」(主催:公益財団法人 大学コンソーシアム京都)で研究発表する予定です。
4年生時には各自の問題意識にもとづく個人研究によって、現代社会のさまざまな問題や現象について調査・研究しています。
大谷ゼミではゼミ生たち自らが日頃の調査・研究活動を、ゼミのfacebookページとInstgramで情報発信しています。ぜひ、ご覧ください。
なお、歴代のゼミ生たちが作成した調査報告書は佛教大学図書館、京都府立京都学・歴彩館、ドイツのフンボルト大学日本語・日本文化センター、台湾の国立台北藝術大学図書館に所蔵されており、国内外で読まれています!
共生・臨床社会コース
【作田ゼミ】青少年の生活や問題を通じて現代社会を再考する
非行やいじめなど青少年を取り巻く様々な諸問題は後を絶ちません。これらの問題の背景には、家庭や学校、地域などの社会環境が大きく影響しています。それぞれの個人的な問題が実は公的な問題につながっていることを様々なゼミ活動を通じて理解してもらいたいと考えています。
ゼミ活動として、3年生ではそれぞれ少年院などの施設を訪問し、担当の職員の方から実際の少年の指導や様子について聴く機会を設けています。その他にも、大学周辺の小学校において学生の企画を実施したり、ゼミ主催で学園祭に出店したり、観光地において社会調査をおこなうなど、座学では得られない体験を通して自ら考える力を培うことをゼミの目的にしています。また4年生では、学生それぞれのテーマに沿ったレポートの作成し、ゼミ主催の発表会の場で報告しています。
情報・メディアコース
【吉見ゼミ】情報社会における地域に根付いた広報の実践
吉見ゼミでは、情報コミュニケーション手段の発達と現代社会が抱える問題の関係を対象にゼミでの研究を進めています。3年生の春学期には課題図書の輪読、3年生の秋学期からは卒業研究のテーマ選定を行い、4年生から自身の卒業研究のテーマについて本格的に取り組んでいきます。併せて、ゼミ内プロジェクトとして「スポーツ広報」「地域広報」「コミュニティラジオ」に関連した取り組みを有志で行っています。
ゼミではプレゼンテーション力の向上にも力を入れており、ゼミ生のプレゼンテーションの相互評価を導入することで、優れた点や改善点を的確に把握できるように工夫しています。他にも、スポーツ大会やゼミ合宿、他大学との合同ゼミなどゼミ生が主体となった活動が展開されています。卒業リポートのテーマは、ネットいじめ、地域活性化・情報化、スポーツチームのソーシャルメディア利用など多岐に亘っており、ゼミ生自身が興味・関心を抱いたテーマを選んでいます。
2016年度 卒業研究テーマ例
- 格差社会における社会的公正
- 女性の労働と家庭の両立
- 在日韓国・朝鮮人の今までの歩みと未来
- 東京ディズニーリゾートがもたらす西洋発祥の年中行事文化への影響
- 大阪府岸和田市のだんじり祭と地域振興
- 学校行事は児童生徒にどのような影響を及ぼすのか――不登校の児童生徒への支援と関係性
- 観客動員から見たJリーグの課題
- ネットいじめ――ネット利用といじめの関係について
- 災害時におけるSNS上での誹謗中傷の横行
- 『読売新聞』と『沖縄タイムス』における報道の差の考察――沖縄遺体遺棄事件の記事を対象に
2015年度 卒業研究テーマ例
- 現代社会における和服――伝統はいかにして後世に残ってゆくのか
- 若者におけるひとり行動の意識
- 家族としてのペット――現代社会においてペットが果たす役割とは
- なぜ日本人は英語を話せないのか
- MLBに挑戦する日本人とその背景
- 母子家庭・父子家庭における教育格差と社会背景
- スポーツを通じたまちづくり・地域振興活動における課題と今後――Jリーグのクラブ・総合型地域スポーツクラブの事例
- 地域密着型ご当地アイドルの誕生と影響
- 現代社会におけるホスピタリティ産業――ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを事例に
- 高校野球の社会学的分析
2014年度 卒業研究テーマ例
- 初期平成仮面ライダーから見る社会の変化とフィクションの関係
- 女性の「かわいい」という感覚
- 若者の結婚意識と行動の変化から見る「婚活」の効果について
- 天皇ナショナリズムの骨格
- 若者はなぜ踊るのか -ヒップホップの社会学ー
- 国際社会における「食問題と食文化」についての研究
- 日本人の「宗教リテラシー」の必要性に関する考察 ――ムスリム観光客への対応を中心に
- コーヒーから南北格差を考える
- 日本の労働環境が健康へ与える影響 ――過労死とワーク・ライフ・バランスの観点から
- 振り込み詐欺の社会学
- 少子化と女性労働
- 健康という欲望
- 在日朝鮮人のアイデンティティ~三・四世代の思い~
- 携帯電話普及による恋愛ドラマの低迷の検証
- アメリカ映画から見る日本人のイメージの変容
- 男女交際とSNSとの相互関係~大学生を対象としたアンケート結果より~
- 新聞紙における若者離れを防ぐための方法と課題
- 女性雑誌が描く女性像~ファッションへの影響を中心に~
- スマートフォンの利用とコミュニケーションの変化
2013年度 卒業研究テーマ例
- 変わりゆく歴史都市の町並みと今後の伝統継承について ─ベトナム・フエと日本・京都との比較―
- 現代日本社会における母性信仰
- ファッション誌からみる流行 ―アンアン・ノンノを中心に―
- なぜ日本の若者はデモを起こさないのか
- 女性が働き続けられる社会をめざして
- 現代日本の非行少年 ―少年を非行行為へと導く外的要因―
- 人々の健康観とサプリメント摂取に関する研究
- ジェンダー・フリー教育を問いなおす
- 日本型雇用・労使関係に潜む落とし穴 ―ブラック企業という名の黒い影―
- 男性同性愛者の生きづらさはどこにあるのか
- 女性ファッション誌における理想のライフスタイル
- コンテンツツーリズムの魅力と可能性 ―アニメ聖地巡礼から―
- インターネットにおける動画広告社会の現状と課題
- 一般人のお笑い芸人化 ―お笑いコミュニケーション化社会―
- ゼロ年代におけるアニメソング・ヒットの分析
- ネットワーク・ビジネスの現状と課題
- 社会学部
-
- 現代社会学科
- 公共政策学科