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公開講座のご案内(2018前期)

教養を深める<文学・芸術>

大長江

その源流から河口まで

「大陸を理解する要は河川である」(故・岡村昭彦)は、けだし名言です。彼は米国を理解するのに、ミシシッピー川(全長3779キロ)を選びました。その岡村に刺激され、長江(全長6300余キロ。揚子江はその一部)を見るなら、河口から源流までを、と思いたったのは、1980年代のことでした。長江の源流域に行けたのは、2004年6月のこと。
中国の12の省区市を潤し、年間の水量は1億立方㍍、その流域に3億人が暮らす「大長江」を、6回に分けて語ります。

作家、翻訳家 池上 正治

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全6回 毎回水曜日 15:30~17:00

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ 長江、河口から源流まで 
講師 池上 正治 (作家、翻訳家)
内容 上海にある長江の河口から、青海省とチベットとの境にある源流までの超6000キロを、大まかに見てみよう。そこには全中国の河川の4割が集中し、流域の面積は日本の5倍、農業生産は全国の4割‥。各地の景観は千差万別、それぞれの暮らしぶりが展開します。
開講日時 2018年4月18日(水曜)  15:30~17:00
テーマ 四川、4本の川と山城と
講師 池上 正治 (作家、翻訳家)
内容 蜀の国(四川省)には、岷江など4本の河川があり、自然に恵まれて、古来「天府の国」という美称があります。急峻な地形から、「山城」とよばれる巴の国(重慶市)で、嘉陵江と長江が合流し、いよいよ大河の風格が‥。蜀と巴を合わせると、面積も人口も、日本に相当します。
開講日時 2018年5月16日(水曜)  15:30~17:00
テーマ 絶景、三峡下りと大ダム
講師 池上 正治 (作家、翻訳家)
内容 大長江を代表する観光地の1つに、三峡下りがあります。重慶市から湖北省にかけて、南北から山が迫り、激流と化す長江。そこは古来、難所であると同時に、迫力ある景観が連続します。それを見終わるころには、世界的な話題となった三峡ダムの勇姿が見えてきます。
開講日時 2018年6月20日(水曜)  15:30~17:00
6月20日と7月18日の講義内容を進行上の都合により入れ替えて開講いたします。
テーマ 洞庭、長江に自然ダムが
講師 池上 正治 (作家、翻訳家)
内容 江といえば長江、河といえば黄河、湖といえば洞庭湖です。その洞庭湖は実は、大長江の水量を調整する自然のダムです。その洞庭湖の北にあるから湖北省、南にあるから湖南省。洞庭かいわいを憂国の詩人・屈原が彷徨し、毛沢東もまたその水(湘江)で育ちました。
開講日時 2018年7月18日(水曜)  15:30~17:00
6月20日と7月18日の講義内容を進行上の都合により入れ替えて開講いたします。
テーマ 江南、長江の黄金三角形
講師 池上 正治 (作家、翻訳家)
内容 南京が省都の江蘇省は、20世紀の後半、「長江の黄金のトライアングル」と呼ばれた。その面積は中国で最小、人口は6パーセント、GDPは10パーセントです。かつて、呉の国。その南にある浙江省(越の国)とともに、日本とは長く、深い付き合いがあります。
開講日時 2018年8月29日(水曜)  15:30~17:00
テーマ 上海、河口の寒村の歩み
講師 池上 正治 (作家、翻訳家)
内容 飛行機が登場する前、中国までは船旅だった。長崎を出航して2日目、海の青い色が黄濁して、上海に近づいたことを知ったという。その上海も河口の寒村から出発、19~20世紀に「魔都」をへて、21世紀の中国を牽引する大都会となっている。
開講日時 2018年9月26日(水曜)  15:30~17:00

開講日一覧

2018年 4月18日
長江、河口から源流まで 

講師: 池上 正治 (作家、翻訳家)

  5月16日
四川、4本の川と山城と

講師: 池上 正治 (作家、翻訳家)

  6月20日
絶景、三峡下りと大ダム

講師: 池上 正治 (作家、翻訳家)

6月20日と7月18日の講義内容を進行上の都合により入れ替えて開講いたします。
  7月18日
洞庭、長江に自然ダムが

講師: 池上 正治 (作家、翻訳家)

6月20日と7月18日の講義内容を進行上の都合により入れ替えて開講いたします。
  8月29日
江南、長江の黄金三角形

講師: 池上 正治 (作家、翻訳家)

  9月26日
上海、河口の寒村の歩み

講師: 池上 正治 (作家、翻訳家)