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公開講座のご案内(2018前期)

教養を深める<歴史・民俗・伝統>

神話・伝承学の広がりへ

神話といえば、古事記に代表される古代神話が有名ですが、神話や伝承の魅力はそれにとどまりません。この講座では、「神話」や「伝承」の広がりを求めて、中世という時代やあるいはドイツやブータンという外国にまで視野を広げていきます。そこにはどんな魅力的な神話・伝承が語られているのでしょうか。

佛教大学歴史学部教授 斎藤 英喜

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全6回 毎回火曜日 15:30~17:00

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ 御神楽と日本神話との関係とは
講師 斎藤 英喜 (佛教大学歴史学部教授)
内容 日本各地に伝わる「御神楽」は、古代神話を題材としたものが少なくありません。はたして神楽と神話とのあいだにはどんな関係があるのでしょうか。講座では、古代の宮廷に発生した御神楽から、中世の時代、仏教と結びついた「浄土神楽」など、意外と知られてない、芸能史と神話との繋がりを探索してみましょう。
開講日時 2018年4月17日(火曜)  15:30~17:00
テーマ ブータンの民話にみる仏教世界観 -幸せな生き方とは-
講師 本林 靖久 (宗教人類学者、僧侶)
内容 ブータンは、ヒマラヤ山脈の東端に位置する小さな仏教王国です。この国では、仏教的世界観の継承を根底に置きながら、「国民総幸福」を国の施策としています。ブータン人は、自分の存在は、他者の存在との関係性のなかにあり、他人の不幸を置き去りにして、自分だけの幸福を追求しようとはしません。このようなブータン人の生き方を民話から考察します。
開講日時 2018年5月22日(火曜)  15:30~17:00
テーマ 戦場の八幡神
講師 村田 真一 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)
内容 八幡神は、多くの神社に祭られる代表的な日本の神で、とくに軍神・戦勝の神であることが知られていますが、同時に神仏習合の神でもありました。この講座では、史書・日記・軍記・縁起などの記事から「戦場」をめぐりあらわれる八幡神の様相を読み解き、また八幡神にとって「戦場」とはどのような意味を持つのかを探ります。
開講日時 2018年6月19日(火曜)  15:30~17:00
テーマ ドイツ語圏の神話・伝承の世界と「植物」の不思議
講師 植 朗子 (神戸大学国際文化学研究推進センター研究員)
内容 ドイツ語圏では、「赤ずきんちゃん」などのメルヒェンの蒐集で知られるグリム兄弟によって、民間伝承研究と神話研究が発展していきました。メルヒェンや伝説や神話には、不思議な物質が登場します。今回は、「植物」の不思議と伝承の関係について探っていきます。
開講日時 2018年7月10日(火曜)  15:30~17:00
テーマ 「〈日本図〉から読み解く中世神話の世界」
講師 小川 豊生 (摂南大学外国語学部教授)
内容 日本列島の始まりは、古代においては「国生み神話」としてよく知られています。しかし、中世の人々はそれとはまったく異なる国土の生成をめぐる神話をつくり出しました。列島のかたちをつよく意識し始めた中世の人々が、「国生み神話」をどのようにつくり変えていったか、最古の〈日本図〉を読み解くことを起点に探ります。
開講日時 2018年8月21日(火曜)  15:30~17:00
テーマ 『日本霊異記』を神話として読む
講師 渡部 亮一 (立命館大学講師)
内容 九世紀初頭に書かれた景戒『日本霊異記』は、狐女房や枯骨報恩、声をあげる仏像など、ふしぎな出来事を集めた書。ただしそれは、仏教修行者の景戒が見た、現在進行形の「日本神話」でもありました。仏の世界、中国、地獄など、他国との絡みの中で発見される独自の神話を読み解きます。
開講日時 2018年9月18日(火曜)  15:30~17:00

開講日一覧

2018年 4月17日
御神楽と日本神話との関係とは

講師: 斎藤 英喜 (佛教大学歴史学部教授)

  5月22日
ブータンの民話にみる仏教世界観 -幸せな生き方とは-

講師: 本林 靖久 (宗教人類学者、僧侶)

  6月19日
戦場の八幡神

講師: 村田 真一 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)

  7月10日
ドイツ語圏の神話・伝承の世界と「植物」の不思議

講師: 植 朗子 (神戸大学国際文化学研究推進センター研究員)

  8月21日
「〈日本図〉から読み解く中世神話の世界」

講師: 小川 豊生 (摂南大学外国語学部教授)

  9月18日
『日本霊異記』を神話として読む

講師: 渡部 亮一 (立命館大学講師)