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公開講座のご案内(2018前期)

教養を深める<文学・芸術>

魯迅を読む

20世紀中国知識人の苦悩

いまの日本の状況のなかで、是非とも読んでみたい中国の文学者は魯迅です。魯迅は清末から中華民国時代を生きましたが、その生涯はまさに時代の苦悩を一人で背負った感がありました。その生き様は中国語で<掙扎(そうさつ)>と形容されましたが、そこには、その死後80年ちかく経ったいまも、なお、私たちにとって汲みつくせない<生のヒント>があると思えます。そのことを、具体的な作品を読みながら考えてみたい。話は、いまの中国の問題にも及びます。

佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長 吉田 富夫

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全6回 毎回火曜日 13:00~14:30

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ 『阿Q正伝』
講師 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)
内容 『阿Q正伝』は、魯迅の唯一の長編小説で、全世界で知られている作品ですが、その魅力は今でも決して失われていません。それどころか、<阿Q>のイメージは、このところの世界の後輩の中で改めて生き生きとしてくるようです。映画化されたものも参考にしながら一緒に考えてみましょう。
開講日時 2018年5月29日(火曜)  13:00~14:30
テーマ 『<フェアプレイ>は時期尚早である』
講師 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)
内容 魯迅の後半生は<雑感>と呼ばれるエッセイを手段とする論争に費やされました。あれほど激しい憎しみの言葉を<敵>に投げつけ続けた文学者は世界でも珍しい。その出発点にあって、論争の体質をよく示しているのが、この評論です。
開講日時 2018年6月26日(火曜)  13:00~14:30
テーマ 『野草』選
講師 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)
内容 『野草』は、魯迅の唯一の散文詩集で、難解ですがそこには、魯迅の複雑な心の世界がいわば<生=ナマ>で生きています。ここでは、そのうちの2.3編を選んで、原文の中国語も参照しながら、考えてみましょう。
開講日時 2018年7月31日(火曜)  13:00~14:30
テーマ 『華蓋集』選
講師 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)
内容 『華蓋集』は論争に明け暮れることになる魯迅の出発点となるエッセイ集です。そこには魯迅の物の考え方=発想の原型のいくつかを見ることができます。比較的前後関係のわかり易いものを選んで考えてみましょう。
開講日時 2018年9月25日(火曜)  13:00~14:30

開講日一覧

2018年 5月29日
『阿Q正伝』

講師: 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)

  6月26日
『<フェアプレイ>は時期尚早である』

講師: 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)

  7月31日
『野草』選

講師: 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)

  9月25日
『華蓋集』選

講師: 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)

  10月30日
『鋳剣』

講師: 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)

  11月27日
『旧体詩選』

講師: 吉田 富夫 (佛教大学名誉教授、現代中国研究会会長)