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公開講座のご案内(2018冬学期)

教養を深める<歴史・民俗・伝統>

平安京の文化と政治

平安京は、『源氏物語』や『枕草子』などの女流文学をはじめ、芸術、詩歌、管絃といった貴族文化が花開いた都です。文学作品には、雅やかな貴族社会が描かれる一方、人々が怨霊や物の怪に苦しむ様子や、ケガレの思想にかかわる描写も散見します。そのような文化や思想は、平安京という都市の特質や当時の政治状況に影響され、醸成されたといえるでしょう。本講座では、平安時代のさまざまな文化に着目して、平安京の都市や政治のあり方と貴族文化との関係について考えてみたいと思います。

佛教大学歴史学部准教授 佐古 愛己

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全6回 毎回月曜日 10:30~12:00

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ 儀式と雅楽(2)―天皇、堂上・地下の楽人と音楽―
講師 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)
内容 前回に取り上げた通り、前近代の宮中や寺社、さらには将軍家においても雅楽は不可欠な存在でした。管絃は天皇が学ぶべき学芸として位置づけられ、貴族たちも教養として、時には出世のために音楽の素養が必要となりました。儀式における奏楽を担当する地下の楽人たちの間では、秘曲伝授をめぐり殺害事件へ発展したこともありました。政治や権力、イエの継承と音楽との関係を考えてみたいと思います。
開講日時 2018年1月29日(月曜)  10:30~12:00
テーマ 都鄙間交流―受領と今昔物語集―
講師 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)
内容 都の華やかな文化は、諸国から徴収される租税などの経済基盤によって成り立っていました。そして都の文化は、受領などによって地方にもたらされました。一方、地方から都へも多くの人や物が入ってきました。『今昔物語集』には、都の住民や地方からやってきた庶民の姿が生き生きと描かれています。都鄙間の交流とその影響を、『今昔物語集』に描かれた庶民や受領に着目して検討したいと思います。
開講日時 2018年2月26日(月曜)  10:30~12:00

開講日一覧

2017年 9月25日
済
都市と思想―ケガレの思想―

講師: 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)

  10月30日
済
摂関政治と女流文学―後宮と女房―

講師: 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)

  11月27日
済
平安時代の学問とイエ

講師: 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)

  12月18日
済
儀式と雅楽(1)―雅楽・楽所の成立―

講師: 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)

2018年 1月29日
儀式と雅楽(2)―天皇、堂上・地下の楽人と音楽―

講師: 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)

  2月26日
都鄙間交流―受領と今昔物語集―

講師: 佐古 愛己 (佛教大学歴史学部准教授)