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公開講座のご案内(2018冬学期)

教養を深める<文学・芸術>

放課後の文学教室

大学での文学の授業は、どのように行われているのでしょうか。私たちは、まだ一般化されていないような、文学作品のもつ新たな側面や、作品にかかわるまだ知られていない事実の発掘を、こつこつと続けています。そうして発見できた事実を、日々の授業に生かすことで、自ら作品の意味を問う作業の面白さを、学生たちに知ってもらおうと努力しています。そのような私たちの努力の一端を、佛教大学文学部日本文学科の教員総出で披露したいと思います。

コーディネーター 佛教大学文学部教授 有田 和臣

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全12回 毎回水曜日 15:30~17:00

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ 江戸の版本が開く「古典」の世界-くずし字で読む「古典」-
講師 濵田 泰彦 (佛教大学文学部専任講師)
内容 現在文学史で知られる「古典」の名作は、その時代においてはほとんどの人の目に触れませんでした。不特定多数の目に「古典」が触れたのは江戸時代の版本からでした。今回は江戸時代人の視線を再現すべく、くずし字で「古典」を読み解いてみましょう。
開講日時 2018年1月17日(水曜)  15:30~17:00
テーマ 鏑木蓮『茶碗継ぎの恋 編集者風見菜緒の推理』
講師 三谷 憲正 (佛教大学文学部教授)
鏑木 蓮 (作家)
内容 作家久米武人(くめたけひと)が名刹東寺の弘法市で茶碗に添えられた奇妙な書付を見つけたという連絡が、至誠出版の編集者風見菜緒(かざみなお)のもとに入る。菜緒は先輩のフリー編集者加地美千香(かちみちか)の助けを借りてその古文書に隠された謎を追いかける。二人がそこに見たものは――。今回も作者の鏑木さんをお迎えし、作品の着想などをお聞きしながらその魅力についてお話をお伺いする予定です(本作はハルキ文庫[角川春樹事務所]に所収)。
開講日時 2018年2月21日(水曜)  15:30~17:00
テーマ 位相の世界
講師 荻原 廣 (佛教大学文学部教授)
内容 社会集団の違いや言葉を使用する場面の違い、すなわち性別、年齢、社会の階層、地域、会話と文書、相手との上下関係などの違いによって用いられる言葉は異なってきますが、このような現象を「位相」と言います。今回は、この位相の世界を覗いてみましょう。
開講日時 2018年3月7日(水曜)  15:30~17:00

開講日一覧

2017年 4月26日
済
万葉集・古今集の梅と桜

講師: 田中 みどり (佛教大学文学部教授)

  5月31日
済
会田綱雄「伝説」と戦後責任

講師: 加藤 邦彦 (佛教大学文学部教授)

  6月28日
済
高村光太郎の星の詩歌

講師: 田所 弘基 (佛教大学講師)

  7月26日
済
倉橋由美子の反文学の世界-カクテル物語「海市遊宴」を中心に-

講師: 朴 銀姫 (佛教大学講師)

  8月30日
済
六条御息所と秋好中宮

講師: 上野 辰義 (佛教大学文学部教授)

  9月20日
済
孝子伝図の諸問題

講師: 黒田 彰 (佛教大学文学部教授)

  10月18日
済
古事記のものがたる異界と怪異

講師: 榎本 福寿 (佛教大学文学部教授)

  11月15日
済
「夏目漱石」―〈国民的作家〉の相貌

講師: 佐藤 良太 (愛知文教大学人文学部専任講師)

  12月6日
済
「身代わり観音説話」 (『西国三十三ヵ所の観音縁起』)

講師: 高倉 瑞穂 (華頂女子中学高等学校 講師)

2018年 1月17日
江戸の版本が開く「古典」の世界-くずし字で読む「古典」-

講師: 濵田 泰彦 (佛教大学文学部専任講師)

  2月21日
鏑木蓮『茶碗継ぎの恋 編集者風見菜緒の推理』

講師: 三谷 憲正 (佛教大学文学部教授)
鏑木 蓮 (作家)

  3月7日
位相の世界

講師: 荻原 廣 (佛教大学文学部教授)