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公開講座のご案内(2018冬学期)

仏教を極める

再発見!仏像の魅力

思想と造形が紡ぎだす仏像の魅力。伝存する多くの作例は、実に豊かな表情で私たちの眼を惹きつけてやみません。「この作品のココが素晴らしい!」「こんな見方もあったのか!」―信仰の厚み、そして古の芸術家たちに想いを馳せながら、担当者それぞれの視点で宗教芸術の世界を紐解きます。今年度は、「虚心に見直すこと」に心を向けてみましょう。

コーディネーター 佛教大学歴史学部教授 安藤 佳香

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全12回 毎回月曜日 10:30~12:00

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ 仏の掌中より放たれる光
講師 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)
内容 仏は光明を放つ存在です。そして仏像には、放光のようすが様々な方法で表されています。金色に塗られた尊体や、背後に表される光背などは、そのイメージを分かりやすく示した造形といえるでしょう。しかし仏像には、意外な部分にも光明のイメージが潜んでいます。今回はそのような視点から、仏の身体的特徴である三十二相に含まれ、比較的よく知られた相でもある「縵網相(まんもうそう)」と、光明のイメージの関係についてお話しします。
開講日時 2018年1月15日(月曜)  10:30~12:00
テーマ 仏の頭上より顕現する威神力
講師 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)
内容 仏像(如来)の頭部、肉髻の下縁付近に、赤い珠が表されていることがあります。これは「肉髻珠」と称され、仏の放つ光明を示す造形のひとつです。極めて象徴的、かつ定型化した光明表現といえますが、仏頂より光明を放つというイメージは、広く仏教美術に底流し、様態を変えつつ表出しています。またその光明中に、諸物が生じるイメージも見のがせません。今回は「頭上より顕現する威神力」という汎用な性格を、エローラ第4窟本尊を手掛りに講じます。
開講日時 2018年2月5日(月曜)  10:30~12:00
テーマ 仏をとりまく光と風、そして渦
講師 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)
内容 光明は、元来、不定形で非物質的な事象であり、その造形化には様々な手法や工夫があったでしょう。また仏の放つ光明は、仏のまとうオーラともいうべき威光で、尊体の周辺に拡充し、またときに対流するかのような、威風ともいいうる動性を孕みます。このようなイメージを象徴的、かつ印象的に表徴するかたちが「渦」。仏像をとりまく様々な状況、図像と表現の両面に表出する「渦」の効果と意義を考えます。
開講日時 2018年3月12日(月曜)  10:30~12:00

開講日一覧

2017年 4月10日
済
仏像の顔

講師: 安藤 佳香 (佛教大学歴史学部教授)

  5月29日
済
臨地ゼミナール

講師: 安藤 佳香 (佛教大学歴史学部教授)

事前申込制(4月10日の講座の中で説明します。)
  6月12日
済
迫真性と滑稽性―天燈鬼・龍燈鬼像の魅力―

講師: 植村 拓哉 (佛教大学宗教文化ミュージアム学芸員)

  7月3日
済
感得像のこと

講師: 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)

  8月7日
済
運慶―その人と仏像―

講師: 植村 拓哉 (佛教大学宗教文化ミュージアム学芸員)

  9月4日
済
衣文の語るところ

講師: 安藤 佳香 (佛教大学歴史学部教授)

  10月23日
済
京都の隠れ佛を巡る 臨地ゼミナール

講師: 安藤 佳香 (佛教大学歴史学部教授)

事前申込制、申込受付終了
  11月6日
済
運慶と写実

講師: 水野 敬三郎 (東京藝術大学名誉教授)

  12月11日
済
知恩院勢至堂勢至菩薩坐像とその周辺

講師: 植村 拓哉 (佛教大学宗教文化ミュージアム学芸員)

2018年 1月15日
仏の掌中より放たれる光

講師: 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)

  2月5日
仏の頭上より顕現する威神力

講師: 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)

  3月12日
仏をとりまく光と風、そして渦

講師: 熊谷 貴史 (佛教大学総合研究所特別研究員、佛教大学講師)