ここから本文です

公開講座のご案内(2018冬学期)

仏教を極める

仏教入門講座

教えを説く人、教えを聞く人

今から2500年前、ガンジス川の一支流のほとりで、一人の男が6年間の苦闘を経て「私はついに人間存在の苦しみから解放された」「生まれ老い死んでゆく輪廻の夢からさめた」と自覚します。ブッダ(めざめた人の意)の誕生です。男は新たな教えをもって、かつて自分を見捨てて去って行った5人の修行仲間に立ち向かいます。5人はブッダの教えを受け入れ、その後の人生をブッダと共に歩み出します。ここに「教えを説く人」「その教え」「その教えを聞く人々の集まり」という仏教の枠組みが誕生したのです。今や世界宗教となった仏教ですが、その原初はブッダを含めてわずか6人でスタートしたのです。本年度の仏教入門講座は、伝統的に「仏法僧の三宝」と言われるこれら三者を様々な局面から取り上げて、古代インドにおける仏教誕生の姿に迫ります。

コーディネーター 佛教大学仏教学部教授 松田 和信

講座概要

受講料
1回 1,000円
定員
各回 150名(当日先着順)
開講予定
全12回 冬期 毎回木曜日 15:30~17:00

講師の緊急な都合などにより、日程、講義内容等を変更する場合があります。

講座詳細

テーマ ブッダの教えはどう記憶されたか
講師 松田 和信 (佛教大学仏教学部教授)
内容 ブッダはいかなる著作も残していません。そもそもブッダの生きた古代インドでは、思想家が著作を残す習慣自体がなかったのです。ブッダは数人の弟子だけを伴い、遍歴の修行者として八十年の生涯を閉じたのです。弟子たちはブッダの教えをどのように聞き、どのように記憶したのでしょうか。
開講日時 2018年1月25日(木曜)  15:30~17:00
テーマ ブッダの教えはどう伝承されたか
講師 松田 和信 (佛教大学仏教学部教授)
内容 ブッダの死後、彼の事績と教えは弟子たちによって経典にまとめられ、暗唱による伝承が始まります。やがて時代が経つと経典は文字化され、紀元前後には写本による伝承も始まります。さらに仏教の広がりとともに経典はシルクロードを経て中国、そして我が国に伝えられます。仏教経典伝承の物語。
開講日時 2018年2月22日(木曜)  15:30~17:00
テーマ 古代インドから世界へ
講師 松田 和信 (佛教大学仏教学部教授)
内容 ブッダの時代、インドでは様々な思想家が現れて、伝統に縛られない新たな教えを説きました。彼等の多くは沢山の弟子を抱えて、その教えはインド中に広まって行きました。しかし、新たな思想の中で、仏教だけがインド世界を離れて生き延びて行ったのです。なぜ仏教だけが。その答えはブッダの思想自体の中にあります。
開講日時 2018年3月22日(木曜)  15:30~17:00

開講日一覧

2017年 4月10日
済
ブッダとは誰か① ― 伝説と史実 ―

講師: 吹田 隆道 (佛教大学講師)

  5月8日
済
ブッダとは誰か② ― ブッダのターミナル・ステージ ―

講師: 吹田 隆道 (佛教大学講師)

  6月12日
済
ブッダとは誰か③ ― 世界にブッダは一人か ―

講師: 吹田 隆道 (佛教大学講師)

  7月3日
済
最古の文献に見るブッダとその教え① ―ゴータマ・ブッダの教えとは

講師: 並川 孝儀 (佛教大学仏教学部教授)

  8月7日
済
最古の文献に見るブッダとその教え② ―初期経典の実態

講師: 並川 孝儀 (佛教大学仏教学部教授)

  9月4日
済
最古の文献に見るブッダとその教え③ ―仏教最古の教え

講師: 並川 孝儀 (佛教大学仏教学部教授)

  10月26日
済
初期仏教教団のすがた① ―修行者と衣―

講師: 山極 伸之 (佛教大学仏教学部教授)

  11月30日
済
初期仏教教団のすがた② ―修行者と食―

講師: 山極 伸之 (佛教大学仏教学部教授)

  12月21日
済
初期仏教教団のすがた③ ―修行者と住―

講師: 山極 伸之 (佛教大学仏教学部教授)

2018年 1月25日
ブッダの教えはどう記憶されたか

講師: 松田 和信 (佛教大学仏教学部教授)

  2月22日
ブッダの教えはどう伝承されたか

講師: 松田 和信 (佛教大学仏教学部教授)

  3月22日
古代インドから世界へ

講師: 松田 和信 (佛教大学仏教学部教授)