II.建学の理念

仏教精神とは  釈尊と法然上人

本学の建学の理念である仏教精神とは、仏教を開かれた釈尊(ゴータマ・ブッダ)と浄土宗を開かれた法然上人とに共通する生き様と考え方を指します。

人の真の姿は行為によって決まることを主張した釈尊

釈尊は、生まれによってその人の身分や職業が定まるという、いわゆるカースト制度によって人々が強く束縛される社会に異を唱え、人の真実の姿はその人が行った行為によって決まることを主張し、生まれによらない平等な立場にたって人として歩むべき道を説かれました。

救済の道を説いた法然上人

一方、法然上人は、末法とも呼ばれた混乱の続く不安定な時代にあって、生老病死の苦しみ、天災地変や戦乱の苦しみにあえぐ人々に対しても、地位や能力に関わりなく救済の道があることを示されました。それは自己の愚かさを自覚しつつ念仏を唱えることですべての人が等しく救われるという教えでありました。釈尊によってはじめられた教えは、法然上人によって受け継がれ、新たに展開されたのです。

仏教精神のもと、佛教大学が目指すもの

このお二人に共通する生き様と考え方こそが仏教精神に他なりません。このような仏教精神にのっとり、身の回りにいる人たちの痛みや苦しみをしっかりと受け止めることができ、様々な立場で悩み苦しむ人たちに対して、自分は何をなすべきか、何ができるのかを正しく判断し、自然に手をさしのべる気持ちがもてる人材、そして気持ちだけでなくそのための行動力と技術をあわせもった人材の養成を目指します。

「佛教大学建学之地」碑

「佛教大学建学之地」碑(浄土宗総本山知恩院三門前)

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