教員プロフィール

講師: 田中 和也TANAKA Kazuya

専門分野
イギリス文学
田中 和也 写真
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私は、19~20世紀に活躍した英国の小説家、ジョウゼフ・コンラッドを研究しています。彼は帝政ロシア支配下のポーランドに生まれて、船乗りとして世界を巡り、40歳ごろから小説を書いた(それも第三言語の英語で)という風変わりな人です。こうした国際色から、彼の作品には西洋人から見たアジア・アフリカの姿などが見てとれますし、その語り口には一筋縄ではいかない面白さがあると思います。英文学というと、私は大学入学当初は「本と机と辞書にかじりつくだけ」と思いましたし、今も「この研究は何のため?」とよく考えます。けれども、文学作品にはその時代の人々の歴史や生き方が息づいていることを思うと、英文学を学ぶことは現代の私たちの「鏡」になってくれるのではないかなと、私は感じるのです。

研究課題
Joseph Conrad研究
略歴
大阪大学大学院文学研究科 文化表現論専攻 英米文学専門分野 博士後期課程単位取得退学
大阪大学大学院文学研究科特任研究員(2010年12月~2013年2月)
近畿大学経済学部非常勤講師(2011年4月~2015年3月)
学位
博士(文学)
所属学会
日本英文学会
日本英文学会関西支部
日本コンラッド協会
テクスト研究学会
主な著書・論文
“Peyrol’s Last Departure: ‘Digressions’ and the ‘Vertical’ Structure in Joseph Conrad's The Rover.
(日本英文学会関西支部『関西英文学研究』第5号、2012年)【『英文学研究 支部統合号』第4号に所収】
 
“Skepticism, Action, and Ideas: Dr. Monygham as a Key to Nostromo.”
(大阪大学文学会『待兼山論叢』第45号、2011年)
 
“A Subversion of Adventure Tales: the “Deferring” Part, the Sea, and Histories in Joseph Conrad's An Outcast of the Islands.”
(テクスト研究学会『テクスト研究』第7号、2011年)
 
“A Strategy to Maintain the Sailors' World in the Last Scene of Joseph Conrad's Chance.”
(OLR同人会『Osaka Literary Review』第49号、2011年)
 
Lord Jim as a Parodied Narrative of Heroism.”
(OLR同人会『Osaka Literary Review』第47号、2008年)

大学紹介